6500万年の記憶法

 

恐竜が滅んだのは今から何年前か?
答えは6500万年前なのだが、この数字を、一度は覚えるのだがすぐに忘れてしまっていた。少し前までは。
ところが、あることをしてから、すんなり身について、以来忘れることはない。
そのあること、とは「年」を「円」に置き換えたこと、だ。
すなわち6500万年を6500万円とした。(思うに万年、という概念がよく分からなかったのだと思う)ついでに6500万という数字を覚えるのに、「ちょっと無理目のマンション」、というワードをくっつけた。

つまりこの際の脳内の置き換えは、
恐竜が滅んだのは何年前?→ちょっと無理目のマンション→6500万円→6500万年前
これで一発で脳内に入った。

ついでに、ここに太古の昔から興味のある節目を置き換えていくことにする。

地球が出来たのは→46億円前(ダルビッシュ6年契約額=「46憶円」でネット検索した)
恐竜の誕生→2億5千万円前(完全に無理な戸建て)
日本列島が今のような形になったのは→300万円前(ちょっといいクルマ)
ホモサピエンスの誕生→20万円前(ちょっといいギター)

 

うん、これで頭に入った。

恐竜に関しては、「戸建て」と「マンション」でいい具合に統一化できた。

そしてコロナで揺れ、異常気象とネットに振り回される最先端の現代人、その西暦以降の歴史はというと、たったの2020円、京都伊勢丹の和牛弁当くらい。そして今、目の前にあるのは、ワンコイン弁当。戦国時代でワーワーやってた頃を想像しながら食べるとします。

 

(後記)

 2億円近く続いた恐竜の時代とわずか20万円の歴史しか持たぬ人間の時代。

 そして、ネット社会に切り替わったこの20円がもたらす世の変化は凄まじい。

 AIが導く快適便利な未来の生活像など何なのだろう。政府広報動画を見るにつけぞっとする。

 人間って、生き物ってこういうのが幸せなのか?

 たった20円でこんなに変わっていいわけがない。これ以上の利便は要らない。

 どう考えても、世の中はリセットに向かっている気がする。

 地震や火山噴火も必ず来る。自然は人の都合などいっさいかまってはいないのだ。  

 これまでの幸せに感謝し、足るを知り、災害に備えて自給自足力を高めることこそ大事

 だと思う。